おふとんの日常

blue-pink-sky’s diary

シン・ヤサイ

こんばんは。なんと素晴らしい更新頻度。暇というかやらなきゃいけないこととかやりたいことがあってもどうしてもやる気が出ないので逃避がてら文章を書く。

 

ということで今日のお話は電車のお話。

皆さんはその昔京急に乗り入れていたボロがたくさんいた時代を覚えているだろうか。まあ時代によっては京急にもかなりボロがいましたけども。冬光線の糀谷でのんびりしていると来るのは5300、7300、9100、3400、2000、1500、そして9000に7260。傍から見たら何を数字を羅列してるんだという感じでしょうが4直系統に少しでも明るい方ならイメージがつくはず。かく言う僕はその昔とても拙い写真を撮った覚えがあります。

京成赤電の生き残り、3300のリース車の7260形、そして千葉ニュータウン鉄道のボロ9000形。4直の面白いところは電車がボロくなってもいつまでも優等で爆走させるところ。京急本線は普通は4両とかで普通に走ってくるので8両で乗り入れてくる4直系統の車は必然的に優等に入ることになるわけです。

京成本線の3300形はリース車の7260形より一足早く引退した上、最後まで残っていたのは4両編成だけで基本的に千葉線に籠りっきり。北総7260形で画像検索すればいくらでもエアポート急行快特で走り回る姿が見られます。個人的には青帯好きなので7260形はとてもカッコいいと思いますし、だからわざわざ撮りに行ったわけです。

 

と、話題になる7260形とは正反対にクソ地味な存在だったのが北総(千葉NT)9000形。通称野菜。外板のみステンレスのスキンステンレス構造に黄緑と赤の帯、その見た目から野菜という愛称がついていました。ただ2編成もいたにも関わらずその存在は非常に地味、積極的に撮りに行く人など4直系統のオタクくらいだったのではないだろうか。野菜君は2017年に引退。今となってはあまり覚えている人もいなさそう。

 

...と思ったら数か月前、4直に野菜が復活したらしい。

 

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<芝山鉄道3500形3540編成 Nikon Z7+Tamron 70-200mm F2.8VC>

 

緑がだいぶ濃くなったけど。

 

ということで京成から芝山にリースされている3500形4両編成が今さら塗り替えられた。なぜ今さら?という疑問は大きいが何やら記念と重なったからこの塗装にしたらしい。昔は8連の3600形が緑色に塗られて走っていたんですがまあどう考えても末端成田の芝山鉄道に8連のリース車は不必要なので4連の3500形に置き換えられた、という経緯を持っています。3600形のSR車はデザイン的に赤帯が太かったのに対し、3500形は緑帯が太くなっているために随分雰囲気が変わりました。3600形のSR車はエース車っぽい風格を持っていましたが(個人的感想)、3500形は田舎の電車感があってそれはそれでなかなか良き。

 

DSC_5357

<芝山鉄道3500形3540編成 Nikon Z7+Z50mm F/1.8S>

 

側面さよならだとかはともかく新緑の季節感出て、天井がピカピカなのもよくわかるので結構気に入ってます。というかZ50/1.8Sの描写がいい。

3500形4連は現在成田末端区間または柴又の金町線運用しかないので基本的にそこをグルグルするだけ。撮影地もあんまりないしなんなら5月とかに塗装変更されたので思いっきり夏。足回りと屋根周りがピカピカのうちに記録出来たことが大きなポイントでした。

さて、京成にはまだ3500形がたくさん、3400形が3本、3600形が2本というボロたちがたくさん残っていますがどいつもこいつも(アンテナ的な意味で)延命しそう。3100の投入もストップしましたし、残されている3056編成もいる。さぁコロナ禍の経営でお金があるわけでもないし、どうするんでしょうねこいつら。雰囲気的には3400が便利だからそれを残して3600を消して、新車を入れた暁には3700を6連改造して押し出しとかでしょうか。でもそれにしても3400もそんなにはもたないだろうし(なんたって未だに第1線張って走り回ってるので足の劣化すごそう)、かといって積極的に消してるのは3600だし、3500消したくてもほんの少しだけ残っている(しかも金町とかはどうしても消せない)4連運用やフレキシブルな運用対処のために消しにくい。僕としてはもう全部2両編成の新車を作って2+2+2+2で京急に乗り入れるとかすれば全部同じ形式で対処できるのかなとか思いますけどね、ええ。嘘です。

 

まあ趣味的には現状はすごく面白いですね。せっかく暇だったので5月くらいの写真を消費できましたとさ。以上!