おふとんの日常

blue-pink-sky’s diary

青が似合う季節に赤を撮ろう

夏になると赤い電車を撮りたくなる習性でもあるんだろうか、ブログにはまだ書いてないものも結構あるけど赤い京急、赤い東上線、赤いロマンスカーミュージアム、赤い東横線、赤い東京モノレール、赤いGSE、赤いつがる、そして赤い小田急1000形

 

小田急も京王も西武も比較的色んな形式がバランスよくいるイメージの路線だったのに西武は9000やら2000が淘汰されてきてそうでもなくなり、小田急も1000が消えてきてそうでもなくなった気がする。最盛期(というか更新が始まる前)には4連×19本、6連×6本、8連×1本、10連×4本とワイドドアを除いても160両いたはずの1000形も更新と急に始まった廃車のせいであと10両。にわかには信じがたいけどほんとに10両しかいないらしい。確かにたまに小田急を撮るともはや3000形が来ると喜ぶレベル、5000形増えすぎ。世も末だなあと思いつつ、さすがに赤い1000形の写真がないのは困るなあと思って友人に声をかけると「行く!」と。

 

まずは一人で別日に前哨戦。

 

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<Nikon Z7+FTZ+AF-S 70-200mm F/2.8E FL ED VR 小田急1000形1058×4>

 

箱根運用は平日土休日ともに111から114運用の4運用、111運用で海老名から出庫して114運用で海老名に戻る運用になっている。入庫は朝で出庫は夜遅く。なので頑張れば3編成でも一応運用が回るようになっている(なおここら辺の話は前回ダイヤ改正で変更が加えられたところなのでこれは最近の話です)。現在箱根の山は未更新で赤の1058、更新の1063,64,65の4編成がぐるぐるして回っている。4編成で一応運用的に毎回定期で海老名に返されるのってちょっと面白い。別にキャパ的には足柄とか使えば(足柄が夜空いてるのかは知らん)小田原~箱根だけで完結させられそうなのに。予備車とか故障対応とかそういうことなんだろうかね。別に編成固定してるならなんでもよくねえか。

で、それで114運用の中でも平日114運用は早朝に箱根路を少し走った後に新松田行き各停になって新松田から海老名行き回送になる。ちなみに休日は普通に小田原から回送になる。つまり(そもそも元々は新松田までの各停は普通にあったわけですが...なんなら一回前の改正までは夜入庫で本厚木まで営業してたんですが)現状唯一の小田原以東で営業を撮れる区間が小田原~新松田なわけ。

せっかくなので平日早朝頑張って早起きして撮ってきたわけですが、なかなか良い。カッコいいし末端はほとんど誰もいなくて平和。この撮影地を選んだ理由は単純に小田急っぽいから。あと構図がいい。被りも少しだけヒヤヒヤしたけど無事に回避。

 

そして友人と一緒に箱根入りした日のこと。

 

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<Nikon Z7+FTZ+AF-S 70-200mm F/2.8E FL ED VR 小田急1000形1058×4>

 

1発目。実は順光を待っている間に怪しげな雲が。本番1本前のMSEはヌルくなりもう絶望的。そんな中奥から赤い1000が。すると急にサーーーーーーーッと雲が退き全開露出に。これ構図的に写ってませんが背景の小田原の町並みはドン曇り。晴れ男万歳。ここは夏の方が背景的に映える。デハ1150側の顔は近頃はめっきり見る機会がなかったので懐かしい気分になった。

 

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<Nikon Z7+Z50mm F1.8S 小田急1000形1058×4>

 

お次は風祭。有名な縦アンはこの背景の踏切ですね。特に書くこともないけどここは上りも下りも撮れるし駅から至近なのでとても優秀。冬になったら脚立でも持参してGSE撮ろうかな。ちなみに踏切と書きましたが危ないんじゃね?って僕も思ってたけど今回視察してみたら結構安全そうな撮影地でした。

 

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<Nikon Z7+Z50mm F1.8S 小田急1000形1058×4>

 

次はここ。ちなみにここまでやってくる間に撮影地が分からなかったり草で潰れていたりで散々グダグダしてます、友人ごめん。背景の緑、青空、赤い電車。どう考えてもここは赤1000が一番似合う。そして到着前に幕回ししてくれてたおかげで小田原幕をゲット。

 

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<Nikon Z7+Z50mm F1.8S 小田急1000形1058×4>

 

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<Nikon Z7+Z50mm F1.8S 小田急1000形1058×4>

 

川辺に下りてこんなカットも。よく晴れたこの日だからこそのカット。これがこいつにとって最後の夏になるんだな...。

 

この日はこれ以降は箱根の山に登って箱根登山線に転戦したのですが、まあそれは個人的にあんまり納得いっていないので機会があれば出しましょう。この日、結局日没まで完璧な晴れ。僕とこの友人の組み合わせはいつも晴れ、最強タッグかもしれん。

 

ここから先は余談。

 

余談1.後日の話

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<Nikon Z7+FTZ+AF-S 70-200mm F/2.8E FL ED VR 小田急1000形1058×4>

 

114運用の回送、まだ回送幕で撮ってねえよなぁ!ということで休日出勤して伊勢原で一枚。露出ある曇りという一番僕の好きな条件で撮れたので満足。それにしても混雑を避けているからかご一緒する撮り鉄の方がみんな平和。この記事一枚目のところでは先客に高校生くらいの子が。僕のカメラを見たのか分かりませんが向こうが先客でしかもしゃがんでくれてたので絶対に邪魔になんてならないのに「ここ大丈夫ですか??」と聞いてくれる。そういう配慮うれしいよね。ここでは動画も撮られる方が直前で到着。僕の前の位置に入ったんですがしっかりこちらにも配慮していただいたので僕は難なく撮影。昨今しょうもない撮り鉄が取り上げられがちですが多くの撮り鉄はやっぱり心ある人が多いですね。特に私鉄は平和なことが多い。こういうちょっとしたネタを撮るときはあまりにも有名なところを避けるのも大きいですね。こういう時に僕の趣味日本全国撮影地リサーチが役に立ちますね。

 

 

余談2.1251×6の話

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<Nikon Z7+FTZ+TC-20E III+AF-S 70-200mm F/2.8E FL ED VR 小田急1000形1251×6>

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<Nikon Z7+FTZ+AF-S 70-200mm F/2.8E FL ED VR 小田急1000形1251×6>

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<Nikon Z7+FTZ+AF-S 70-200mm F/2.8E FL ED VR 小田急1000形1251×6>

 

1058ともう1編成残ってる1000形、1251編成。こちらもまあ撮れるなら撮るかということでウロウロ。ダイヤ改正前の記録ならあるけど急行が分離され町田行急行が大量に存在するようになってからの記録は皆無。天気が微妙でも記録はあるに越したことはない。こんなのでも撮り鉄が他にもいたのでビックリ。まあ休日だったのはあると思いますが。1000形やら未更新のEXEが記録対象になっちゃったという事実。時代は変化しますね。西武から黄色の電車が少しずつ消え、小田急は3000と5000だらけになり、東急から8500が消え、京成には10年前から3000形しかいなくて東武はいつ見てもボロばっか。いつになっても撮り鉄はだいたい昔は......って語るんだろうから今をたくさん記録しておくに越したことはない。実は少ししたら遠征に行って記録してくるのでそれもお楽しみに。

 

さて、1mmもまとまりがない記事でしたが絶滅危惧種赤1000の記録に出かけてきた話でした。1251はもう会うことはないかなあ、いままでありがとう。