おふとんの日常

blue-pink-sky’s diary

「く」の字

 

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<上信電鉄7000形7001-7501 Nikon Z7+Z50mmF/1.8S>

 

群馬県の南側、富岡製糸場下仁田を走る上信電鉄上信電鉄には各地の地方私鉄と異なりオリジナル車両がゴロゴロ所属している。幼い頃車メーカーの日野のエンブレムを掲げた車両を図鑑で見たことがある人も多いのではないだろうか。旧型の車両は既に事実上廃車になってはいるが、現行車のみで見ても250形(箱型、水色と白の車両と東武6050みたいな色のやつがいる)、500形(元西武101系)、700形(元JR東日本107系)、1000形(何とも言えないダサさでライトが片側に1灯ずつ)、6000形(1000形と似ているがライトなどが違う例の日野の車)、7000形(写真)と、非常にバラエティ豊か。塗装も編成ごとに本当にマチマチで悪く言えば統一性のかけらもなく、お陰様でカメラを向けるのに飽きない路線でもある。1時間に1~2本程度走っており、気持ちのいい畑や田んぼの中でのんびり電車を待つのもまた楽しい。そして沿線には富岡製糸場やこんにゃくパークなど、見るものもあるので訪れて楽しい路線の一つだと思う。

そんな上信電鉄の目玉車両と言えばやはり最新型の7000形。富岡製糸場世界遺産登録を機に自治体や国からの補助金を活用して製造された。特筆すべき点は3つ、まずは日本国内に数少ない新潟トランシス製の電車であること。そして補助金の計上の都合で1両ずつ年度を分けて製造されたこと。最後にクリーム一色で営業運転を開始し後に公募の塗装案より塗装が決定されたこと。この電車はとにかくセンスが良くこれ以上ない被写体であると思う。素の形状がイケメンで、ラッピングのセンスも抜群である。側面窓が一部1段下降窓なのもポイントが高く、そしてシングルアームの前パン。上信電鉄は比較的路線の中で色々な風景の中を駆け抜けるので、今回は編成をゲットしたが次回はまた工夫したカットを狙いたいと思った。