おふとんの日常

blue-pink-sky’s diary

楽園

 

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<近畿日本鉄道2610系X22編成 Nikon Z7+FTZ+AF-S70-200mmF/2.8E FL ED VR>

 

鉄道好きの間ではよく旧型は正義とされる。乗る分には...であっても古のデザインはどこか惹かれるものがある。ここ、近鉄は旧型の楽園。花形の特急運用は世代交代が着々と進みスナックは(ほぼ)全滅、ビスタEXやサニーカー、ACE(広義)が幅を利かせる。その一方アーバンライナーやひのとり、伊勢志摩ライナー、しまかぜといった(比較的)新世代の車両が看板を背負う。非常に対照的に通勤型は2000年前後のシリーズ21が最後の新造車。特筆すべきはシリーズ21はそのほとんどが京都・奈良線系統であること。大阪・名古屋線系統にはなんと驚異の3編成(なんなら全て大阪線所属)。つまるところ大阪線を撮影していると通勤車は半分くらいの確率でこの現行車最古の顔がやってくるということ。夕方踏切でカメラを構えているとやってきたのは2610系。世間一般ではこれを被りと呼ぶのかもしれないが、新型車投入前、近鉄の1時代を象徴する並びが撮れた。