おふとんの日常

blue-pink-sky’s diary

おもしろいたてもの #2

新シリーズ、おもしろいたてもの第二弾。もちろん忘れてなんかないですからね。日々おもしろい建造物探しに必死です(そこまで必死でもない)。

 

さて本日ご紹介するのはこちら(デデン!)(ここで登場する白物家電)(色違い2色が置いてある)。

 

鳥取県米子市皆生温泉 東光園】

 

www.toukouen.com

 

まあ一言で言えばかなり古めの温泉旅館である。場所は皆生温泉。みなに生きると書いて「かいけ」温泉と読む。米子市の海沿い、米子の市街からはしばらく北に進んだ先にある。何やらその昔出雲の国から魂が皆生の浜に辿り着きそこで生き返ったという言い伝えから「皆生まれ変わる」、皆生という名前がついたそうな。

 

皆生温泉の中には似たような温泉旅館が結構な数建っており、まあ言うなればどの建物もそこそこ年数が経っていそうな感じでした。その中でも今回取り上げる東光園はひときわ目立つ建物をしているのです。まあ百聞は一見に如かず。

 

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<皆生温泉東光園 本館 Nikon Z7+FTZ+AF-S35mmF/1.8G>

 

百聞は一見に如かず。さて皆さんどのような構造になっているかお分かりだろうか。よく分からないですね。僕にもよく分からない。ということで公式のHPを見ながらどんな建物なのか見ていこう。

 

この建物(本館)「天台」は建築家の菊竹清訓氏が1964年(!!!)に設計したものらしい。出雲大社をモチーフに設計されており、5階部分より上が梁で支えられているという独特なデザイン。鳥居がデザインの根源にあるという。細部を見てみましょう。

 

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<皆生温泉東光園 本館 Nikon Z7+Z50mmF/1.8S>

 

これは本館の建物を横(一枚目の向かって右)から見た写真。写真真ん中あたりのへこんでる部分が4階で、ここには「空中庭園」があります。どんなものか気になる方は是非公式HPへ。なんでかというと疲れすぎており見に行きたかったのに行けなかったのでお写真がありません。はい。

 

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<皆生温泉東光園 本館 Nikon Z7+Z50mmF/1.8S>

 

もう少し寄った写真。こうやって見ると梁が5階以上を突っ張っているのがよく分かりますね。

 

建物はこうしてなかなか素晴らしい建築でしたが肝心の旅館としてはいかがかというと、僕はかなり気に入りました。正直言って(あまり)名の知れていない、交通の便もそこまで良くはない温泉地の素泊まりとしては少し高いかなとも思いましたがそれは安いビジネスホテルに泊まり慣れているからであって、かなり立派な温泉がついてる温泉宿なのでかなりお得だったのではないかと。どっちやねんって感じですね。

 

宿泊代は3人一部屋の和室、バストイレ付、素泊まり、旅行支援利用、入湯税込みで一人5000円ちょっとでした。

口コミを事前に読んだら「古くてボロいけどそれが許せるならいい宿」という内容が多かったのでボロボロを覚悟していましたが、個人的には古さは別に全く気になりませんでしたね。むしろかなり頑張って綺麗にしている印象。気になったのは共用部(フロント近くとか)のお手洗いが古めだったことくらい。部屋のお風呂もトイレもかなり綺麗でしたし何より部屋が信じられないくらい広かったです。ドアを入って玄関までのところに応接間みたいなソファースペースもありました。そして特筆すべきは温泉かなと。これは完全に個人の好みですが僕は熱すぎるお湯があんまり得意じゃないのでちょうどいいくらいの温度の少しとろみのあるお湯(泉質とか詳しくないので全然違ったらごめんなさい)ですごく気持ちよかったです。疲労困憊で宿に到着しましたがこの温泉は頑張って夜と翌日の朝にも入りに行きました。

ホスピタリティ的な面でもよかったと思いますし、ここには書きませんでしたが併設されている日本庭園もかなり綺麗、そして部屋からは伯耆富士こと大山や日本海も眺められ、眺望は◎でした。また山陰の方へ行くことがあれば少し足を延ばして東光園にもう一度宿泊したいなと思いました。今度は食事つきがいいな。

 

 

ということで最後はただの旅館レビューでしたがおもしろいたてものシリーズ第2弾でした。このシリーズ、本当は書くネタいくつか用意してるんですよ、ええ。でも結構書くの大変なのでポンポンは出せないというね。まあしばらくブログ放置してしまいましたしまた書けるときに書きますかね。そういえば今日から新年度ですが、新しい環境へ進まれる皆さんがより良い一年度を過ごせるよう祈っております。では。