おふとんの日常

blue-pink-sky’s diary

市内電車、標準色

 

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<富山地方鉄道市内電車8000形8004号車 Nikon Z7+FTZ+Z70-200mm F/2.8E FL ED VR>

 

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<富山地方鉄道市内電車7000形7017号車 Nikon Z7+Z50mm F/1.8S>

 

富山地方鉄道は鉄道線の他にも市内電車と呼ばれる路面電車富山駅を中心に展開している。6系統が富山駅から根っこのように広がって南富山、富山大学岩瀬浜などに向かって走る。環状運転も行っており、全系統が乗り入れる富山駅電停にはひっきりなしに電車がやってくる。地鉄市電というと古くは国鉄富岩線、元JR富山港線路面電車化した富山ライトレールとの南北接続事業で話題になったが、実際新幹線・在来線ホームのある高架下、駅コンコース内に堂々と存在する富山駅電停はなかなか圧巻であった。そして近年は流行りである低床電車が3車種も導入され(うち1車種は富山ライトレールからの継承車)それぞれセントラムポートラム、サントラムと名付けられている。しかしやはり個人的には富山地鉄といえば標準色を纏う7000形、8000形。7000形が重そうな広告を掲げて冬の富山市内を走る姿は図鑑で必ず見たことある光景なはず。いかにもレトロな見た目の7000形は未だに主力級の活躍を見せる。8000形は5両の在籍、見た目が単調な路面電車という感じでそこまでいい印象は持っていなかったのだが加減速を繰り返す度に美しいGTOサウンドを市内に撒き散らす姿を見てすっかり惚れてしまった。にしても路面電車の撮影はパンタグラフの位置による構図組みの難しさと車に被られるリスクでストレスフルなものだった...。いい位置を見つけると(路面電車の運行パターンと信号のパターンが必ず一緒なので)ほとんど被らなくなるがそれを見つけるのに一苦労。慣れない被写体の難しさを実感した。