おふとんの日常

blue-pink-sky’s diary

Z28mmを買ってからZ50mmの良さを再発見した

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Z28mmF/2.8を購入してかれこれあっという間に3か月。この3か月の間色んな事があり、その傍らにはずっと相棒としてZ28mmがいた。何せZ7を使い始めてからというもの、普段使いしている小さめな斜めがけポーチの中にZ7はすっぽり収まってくれる。しかも以前はZ50mmF/1.8Sを付けて予備でFTZをつけたAF-S35mmF/1.8を放り込んでいたが、35mmを28mmにしてからというもの、バックの中でカメラやレンズが占める体積が更に小さくなり荷物がもう少し増やせるようになった。

それまで50mmを常用で付けていたのが画角的にもボディとの合計サイズ的にも28mmが付くようになり、出掛け先でふとした瞬間に構えるのはZ28mmになった。

 

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<Nikon Z7+Z28mmF/2.8>

 

35mmと28mmでは当然画角が結構異なるので被写体との距離感やパースの付き方などに差があるが、普段パッと思い立ってカメラを向けるのには28mmはすごくちょうどいい。視界に入っている情報をそのまま写してくれるのですごく使いやすい。

 

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<Nikon Z7+Z28mmF/2.8>

 

今までだったらちょっと画角的に厳しいなという大きめの被写体や近い被写体にも対応できてなかなかにいい。そして画質は35mmよりシャープに写るので全く文句はない。

 

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<Nikon Z7+Z50mmF/1.8S>

 

でも。だからこそ。たまにしっかりと撮影したいときに50mmを持ち出すとき、その素晴らしさに感動するのだ。感覚的な話をするなら28mmで撮る写真は非常に記録的で現実を現実として描写してくれる。だから普段使いにぴったりなのだ。でも50mmはどこか印象的に日常を描いてくれる。日常を非日常に変えてくれるレンズなのだ。もう少し感覚から論理に寄せるなら、解像度限界が異なっている気がする。同じように撮影してパソコンの画面で拡大したとき、50mmで撮影したものは線が最後まで破綻せずに描写されているが28mmはある程度まで拡大すると線がドットとして現れる。もちろんこれが普段撮影していて気になるレベルになることはあり得ない。「Zレンズに外れなし」の標語通り、28mmもほとんどの一眼レフ用レンズと比べたら圧勝できるレベルで描写してくれる。でも何となく雰囲気が異なるのだ。

 

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<Nikon Z7+Z28mmF/2.8>

 

さらに感覚で語るなら光の写し方が違うように思う。逆光のときの光の取り込み方?がZ50mmは圧倒的に綺麗。上の写真と下の写真を見比べてみてほしい。

 

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<Nikon Z7+Z50mmF/1.8S>

 

潰すところの潰し方が綺麗。あいにく僕はレンズの物理的な光学特性などには全くもって明るくないのでどういう差がこういった感覚の違いになっているのか分からないがZ50mmは感動させられる画を作ってくれる。僕がそのポテンシャルを引き出せているのかは分からないが。

 

僕は本当は人物撮影が一番得意で、ここ最近は専ら部活のみんなの写真を撮ることが多い。それらはここに載せることが出来ないので非常に悲しい限りだが、本当に大事な撮影では必ずZ50mmを持ち出す。それくらい描写が違うのだ。

 

ここで改めて明記しておきたいが、決してZ28mmの描写が悪いわけではない。そちらも大変素晴らしい写りをしている。でもZ28mmは解像度が高いレンズ、という感じでZ50mmは最高の解像度に加え描写に雰囲気があるレンズといった感じ。

 

実をいうならZ28mmを購入するまで、しばらくずっとメインレンズがZ50mmだったのでその描写に少し飽き気味であった。でも28mmを購入してよく使用するようになってから改めて50mmを付けてファインダーを覗くとそこには全く別世界が広がっているということに気が付かされた。つくづく惚れ惚れしてしまうレンズなのだ。

1点大変不思議なことがあって、一般に望遠レンズになれば手振れの影響が大きくなる。また重いレンズの方が腕にきにくくブレにくい。しかし手持ちの夜間撮影などを行っていて思うのだが、28mmより50mmの方が手振れしないのだ。比較的難しめな上を仰ぐようにしてスローシャッターとかでもなぜか50mmの方が遅いSSでもブレない。一つは28mmは極端に軽いので重心が安定せず、逆にレンズに適度な重さが掛かっている50mmの方が持ちやすいというのがあるかもしれない。でもそれにしても50mmはかなり優秀だと思う。

 

よく掲示板で見かける「Zレンズに外れなし」という言葉、全くもってその通りだと思う。Zレンズの中では最安レベルのZ28mmですら解像度は相当十分なものであるのだから。でもS-Lineと呼ばれる高級ラインにはそれ相応の理由があるらしい。言葉で表現し尽くすことのできない写真の芸術としての側面をより強調してくれるのがSレンズだと僕は思う。しかもお隣のC社さんと違い、Sレンズは8~14万がボリュームゾーンとなっており比較的(あくまでも比較的)買いやすい。こうしてまんまとNikonの戦略にやられ気付けばZレンズが増えていくんだろうなあ。

 

ちなみに今回Z28mmを購入して僕が思ったことは、Z35mmが欲しいということだった。これだけ書くとZ28mmに満足していないみたいな書き方だがそうではなく、Z28mmにはこれにしかできないことがある。その持ち運びの良さ、そのサイズや軽さからは想像もつかない高画質、適度な接写性能、何よりその安さ。やっぱりどんなに画質がよくても持ち運べなくては意味がない。でも28mmを使い、35mmとの画角差も実感した。それにS-Lineの画質でこの画角が欲しいと思ったことも度々あった。だから28mmと35mmは両立できると思ったのだ。どっちも持っているが最適解であるというカメラオタク特有の言い訳である。また、Z28mmの親戚に同クラスのZ40mmがいる。こちらは50mmと画角が被るので購入対象にならなかったが、こちらを購入することはないんじゃないかなあ。どちらかというとお金を貯めて28mmをZ26mmF/2.8Sに更新することには興味あるが。それに実は15-30も売ってしまったのでライブのときなんかに使える広角が欲しい。そうなるとZ20mmかなあ。いやあ高い。つらつら書いていたらZ26mm欲しくなってきました。やばい。

ぐだってきたので適当にまとめるならZ28mmはいいレンズだが、同時にSレンズには高いだけの理由があって適材適所、という感じか。結局のところZの1.8単を全て買い揃えるが一番幸せになれるんだろうなあ。いくらかかるのやら。

 

兎にも角にも一旦物事から少し離れるとそのありがたみや良さを再発見するというテンプレートみたいなことがあったという話でしたとさ。いつも通り中身のない話を書きました。何か中身のあることを書きたいけどなかなか書けるような面白いことがない。毎日は面白いけど別に僕の日記を書いても皆さんが面白いわけでもないし。ブログって難しい。でも自己満9割でこのブログは書いているのでまたダラダラ書きますがな。今夜は全く寝付けないのでこんな記事を書いてみました。それではおやすみなさい。